2020東京オリンピックを10倍楽しもう♪
オリンピック開催地が 『東京に決定』した2013年9月8日、
日本中が歓喜の渦に包まれました。
ところで、オリンピックについて調べたことはありますか?
・「シンボルマークの五輪の色ってどんな意味があるの?」
・「古代オリンピックは 全員全裸で競技していたって本当?!」
・「世界で一番報奨金が高いのはどこ??」
などなど、あまり知られていないオリンピックの裏側を盛り沢山でご紹介します♪
大いに知識を増やして、 2020東京オリンピックを10倍楽しみましょう(^^)v
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シンボルマークの色の意味
シンボルマークである五輪の色は、青、黄、黒、緑、赤の5色ですね。
これは、オリンピックの創設者、ピエール・ド・クーベルタン男爵が考案したもので、IOC創設20周年記念式典で発表され、1920年のアントワープ大会から使われています。
■5大陸(青:オセアニア、黄:アジア、黒:アフリカ、緑:ヨーロッパ、赤:アメリカ)
■五つの自然現象(火の赤・水の青・木の緑・土の黒・砂の黄色)
■スポーツの5大鉄則(情熱の赤・水分の青・体力の緑・技術の黒・栄養の黄色)
なるほどこう見ると、 国、自然、感情、物質が見事にこの5色で表現できていますね。
さらに、五輪の重なり合う部分は平和への発展を願ったもので、この5色で全ての国旗が表されているとも言われています。
オリンピックが4年に1度のわけ
オリンピックが開催されるのは4年に1度。その理由にはいくつかの説があるみたいですが、一番有力な説は、「古代ギリシア人が太陰暦を使っていたから」という説です。
現代、一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年と3カ月にほぼ等しいことから、8年という周期は古代ギリシア人にとって重要な意味をもっていたのです。暦を司るのは神官であり8年ごとに祭典が開かれるようになり、後に半分の4年周期となりました。太陰暦では49カ月と50カ月間隔を交互にして開催されていたようです。
(※日本オリンピック委員会公式HPより引用)
うーん。分かったような分からないような・・・(笑)
まあ太陽暦、太陰暦など難しいことはさておき、そもそもオリンピックは古代ギリシアが発祥地で、全能の神ゼウスなど多くの神々を崇めるために 「オリンピア祭典競技」として行われたのが始まりです。
当時のギリシャは色んな場所で戦争が行われていましたが、 オリンピックの期間中だけは戦争をやめて競技に参加していたそうです。(聖なる休戦)
オリンピックが戦争を中断させるって、ギリシャ人がいかに心神深かったのか伺えますね。
オリンピックは紀元前146年から392年まで続きましたが、ローマ帝国のテオドシウス帝が国教をキリスト教に決めたことでオリンピア信仰が維持できなくなり終焉。
実に 1169年も受け継がれた古代オリンピックが幕を閉じたのです。
近代オリンピック
古代オリンピックの灯火が消え、1500年もの長い年月が経った1892年。フランスのクーベルタン男爵がソルボンヌ講堂で 「ルネッサンス・オリンピック」と題した講演を行い、その中で初めてオリンピック復興の構想を発表しました。
その構想は世界中に広まり1869年、オリンピックの復活に成功。
これが近代オリンピックの幕開けとなり、記念すべき第一回大会が、オリンピックの起源である アテネで開催されたのです。
金メダルは実は銀メダルだった?!
優勝者に授与される金メダル。 実は、純金ではなく、 銀の上に 金をメッキして作ったものなのです。
メダルは開催国が作るのですが、貧しい国に配慮した決まりのようです。ちなみに銀メダルは純銀、銅メダルは純銅です。
オリンピックにはメダルの他に賞状もあり、1位から3位までがメダルと賞状、4位から8位に賞状が授与されます。
ちなみに、オリンピックの 日本人初金メダリストをご存知ですか?
1928年(昭和3年)にアムステルダム大会の「三段跳び」で優勝した織田幹雄選手です。(記録15m21㎝)
オリンピックの報奨金が一番高い国はどこ?
ところでオリンピック期間中、メダル獲得数や誰がメダルをとったかなどは世界中のメディアで放映されますが、 「報奨金」については、メダル毎にどの国がいくらもらえるかって誰も教えてくれませんよね?
でも、気になる!!報奨金の高い国を1位から12位まで見てみましょう♪
<シンガポール>
金メダルに50万ユーロ(約8450万円)
シンガポールが過去にオリンピックで獲得したメダルは、1960年ローマ大会の
男子重量挙げライト級でタン・ホウ・リャン選手が獲得した銀メダル1個のみ。
シンガポールのスポーツは国際的な舞台で活躍できていない。<マレーシア>
金メダルに100万リンギ(約3300万円)、銀に30万リンギ、銅に10万リンギ
さらに、年金も支給され、金メダリストの場合で毎月5000リンギ支給<タイ>
金メダルに1000万バーツ(約3200万円)、銀メダルには600万バーツ、
銅メダルには400万バーツがそれぞれ支給される。
しかし、経済的に恵まれていない過去を持つ選手が浪費に走るのを防ぐため、
報奨金の半額は20年かけて毎月支給制度。タイの1日当たり最低賃金は
203バーツ(約650円)なので大金を持つと金銭感覚が狂ってしまうらしい。<ギリシア>
金メダルに19万ユーロ(約3000万円)、銀に13万ユーロ、銅に7万ユーロ
さらに、軍職員などの公務員職を与えられ、多額の広告契約も得ることができる。<ロシア>
金メダルに10万ユーロ(約1690万円)、銀に6万ユーロ、銅に4万ユーロ
これに企業やスポーツ振興基金からのボーナスに加えて、地方自治体などから
家や車、現金が与えられ、メダルへの報奨は総額で約50万ドル(約5200万円)
に達するという。<韓国>
金メダルに5万ドル(約540万円)、銀に2万5千ドル、銅に1万5千ドル<中国>
中国当局は報奨金の額を公表はしてないが、ロンドンでは金メダルに
450万円。ちなみに自国の北京五輪では金メダルに560万円だった
らしい(約560万円)。
また、香港の実業家による霍英東基金から、中国の金メダリストに対し
金1キロと8万ドルを授与される。<アメリカ>
金メダル獲得者に対する報奨金は、2万5千ドル(約270万円)<ドイツ>
金メダル獲得者に対する報奨金は、1万5000ユーロ(約240万円)<カナダ>
金メダルに1万4千ユーロ(約220万円)、銀に1万ユーロ、銅に7千ユーロ<北朝鮮>
報奨金の額は明らかになってないが、メダル獲得者は国の英雄として扱われ、
住宅や労働党での職を与えられる。<日本>
金メダル獲得者に対する報奨金は300万円、銀に200万円、銅に100万円
実際には、どこの国の選手でも、協賛スポンサーや各協会からの+α
(報奨金)がありますので、メダリストが手にする総額はもっと高額になります。ちなみに、日本の各協会から支給される+αの報奨金は以下の通り。
日本陸連では、金メダル1000万円、銀600万円、銅400万円(リレーは半額)
日本バドミンドン協会も、金メダル1000万円、銀500万円、銅300万円
日本卓球協会や日本テニス協会では、金メダルに2000万円と高額な報奨金を
日本オリンピック委員会(JOC)とは別に用意をしています。
以上、オリンピックの裏側をご紹介しました☆
いかがでしたか?こうやって歴史をヒモ解いてみると、オリンピックの起源や歴史の長さに驚きと深みを感じますよね。
経済の低迷や東日本大震災の被害で暗いニュースが続く中、2020東京オリンピック
大会決定は日本にとって、久しぶりの 朗報だったように思います。
この勢いに乗って、オリンピック選手はもちろんのこと、 日本がふたたび元気を取り戻し世界で活躍することを願っています!!